映画では事前に決められたグループでみた。
みるはずだった。
でもみなかった。
みたことがあった映画だったからだ。
内容を知っているその映画がはじまったので
映画館の外に出た。
正直映画どころではなかったし
ちょうどよかった。
ロビーのようになっていて
同じようにサボっている人がいた。
まるで不良を絵にかいたような若者達が
たぶん同級生がいた。
こちらをみてニヤニヤしている。
嫌な予感がしたのでそこを避けて
離れた場所へいった。
そこへ元恋人と数人の友人が現れた。
無垢な笑顔で
「もっと財布にお金を入れたほうがいいよ。心配なんだよ。」
といった。
意味がわからなかったので
「財布を勝手にみないでよ」
と、とりあえず言い返した。
するとその友人の一人が拳銃を向けてきた。
瞬間的にその手を掴んで
自分に当たらないように銃口を右にそらした。
しかし右側には元恋人がいることに気付き、
今度は左側に向けようとした瞬間…
パァン!!!
首を銃弾がかすめていったのがわかった。
手で抑えたが
血とともに力が抜けて
倒れた。
なんでだろう
なんでこうなったんだろう
あぁ
色が見えなくなっていく
全部灰色みたいだ
死ぬっぽい
まいったなぁ
そうだ
カラオケいきたかったなあ
でも誰も巻き込まずに
この人を巻き込まずに
すんだから
いいや…
…よくねえよ!!
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