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投稿者:Me-Yo
その日、私は友人Sの家に向かっていた。
玄関を開け、Sの名前を呼んだが返事がなかったので、勝手に中に入ることにした。
すると、とたんにお嬢様学校の生徒(中学生)に変身してしまった。
記憶が正しければ、学○院の制服を着ていたと思う。
外観はけっこう古い友人の家だが、中に入ると新築で、ピカピカで広い部屋にたどりついた。
なぜ制服を着ているのかわからず、おまけに手持ちぶさたの私は、不安顔で周りをきょろきょろしていた。
すると、引っ越しセンターの人が現れ、家財道具を次々と運んできた。
聞くと、ここは寮らしい。
引っ越しセンターのお兄さんが、最後にオレンジ色の照明をセットして帰って行った。
「自分は学生になったんだ。」と、むりやり自分を納得させ、
自分宛に届いた段ボールを開けて荷物をしまい始めた。
一息ついてまわりを見渡すと、机が全部で4台。
「他にも誰か来るのか…」とドキドキしながらルームメイトを待っていると、ぎゃあぎゃあと騒がしい声が聞こえてきた。
同じ制服を着た友人S、5年近く会ってない同級生K、
そしてAとKの友人Oが何やらマニアックなアニメの話をしてやってきた。
「あ、Me-Yoひさしぶり!」
積もる話をする女子中学生たち。しかし外見は今のままで気持ち悪い。
「あのさ、荷物の中に私のじゃないノートがあるんだけど…」と切り出す私。
そのノートは、表紙は普通の大学ノートだが、中身はアキバ系のアニメキャラがビッシリと描かれていた。
「ぎゃあああ!!このキャラ大好きぃぃぃ!!!」と急に萌えだすK。
そのキャラの話に乗っかるSとO。おいてけぼりの私。
急に尿意をもよおしたので、お手洗いに行き部屋に戻ろうとすると、細い廊下が目に入った。
別の部屋からの光が漏れている。
「他にも生徒がいるんだ!」
とわくわくしながらその部屋に向かうと、赤い服を着た女性が倒れていた。
「!!!!」
びっくりして一瞬目をそらしたが、よーく見てみると、Sのお姉さんが酔いつぶれて眠っていただけだった。
焼酎「魔王」の瓶を抱え眠っている。
壁には『酒は寮母の特権』という張り紙。
心は実年齢のままの私は「本格芋焼酎!(はぁと)」と小躍りしながら瓶に手を伸ばしたが、
その瞬間、目が覚めてしまった。
魔王の怒りに触れたのかもしれない。
Plz comment ;)